シロダモ、ノボロギク

秋は実りの季節です。公園などを散歩するといろいろな木の果実が目につきます。
これらの果実の花は何時咲いたのでしょうか?
全ての果実の花が、ことしの春から夏に咲いたものが果実に生ったのでしょうか?
いえいえ違います。

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▲シロダモ(クスノキ科)の果実(約12ミリ)

クスノキの開花は春で、果実は秋に黒紫色に熟します。
ところが、シロダモの開花は秋(10月〜)、果実が赤熟するのも秋(11月)、なんか変ですね。タネを明かせば秋に咲いた雌花は受粉・結実した後、果実は翌年の秋に真っ赤に熟すのです。運が良ければ、雌株では雌花と真っ赤な果実を同時に見る事ができます。
シロダモの葉はクスノキ科の特徴でもある3行脈が目立ち、裏は名前の由来にもなっているように白いので、見分け易いです。
 


生き物の名前はカタカナで表記するのが慣例になっています。
ほとんどの図鑑がカタカナになっていますが、まれに漢字名が併記されているものもあります。
カタカナ表記では名前の由来が想像できないものもありますが、漢字名だと想像つくものもあります。下のスケッチの花『ノボロギク』がそうです。
野幌菊でしょうか? 違います。野の襤褸菊なのです。そう「ボロ切れ(使い古した布)」のボロなのです。花後の冠毛をボロ切れに見立てた名だそうです。それが本当だとすると発想が貧しいですね。
私は、白く輝く冠毛はとても美しく感じます。風による散布を手助けする、その働きも凄いと思います。

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▲ノボロギク=野襤褸菊(キク科) 1997.10.28 水元公園にて

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by hitakijo | 2010-10-31 11:35 | 野草・植物スケッチ | Comments(0)
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