連載エッセイ [自然感察者のひとりごと] ⑪【なんじゃもんじゃの木】

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ヒトツバタゴ(モクセイカ科)


【なんじゃもんじゃの木】ヒトツバタゴ


昔は木の種類に関わらず、その地方に珍しい正体不明の立派な木を「なんじゃもんじゃの木」と呼んでいたそうである。
クスノキ、アブラチャン、カツラ、ニレ、ボダイジュ、イヌザクラなどが、そう呼ばれていが、
現在ではモクセイ科の「ヒトツバタゴ」の木を指すことが多い。
1993年4月、墨田区広報課からヒトツバタゴのイラストを依頼されたので図書館へ調べにいったので、
これらの事はヒトツバタゴの現物に出会う以前から知識として知っていた。
1997年5月16日、柳原千草園(足立区)へ行った。小さな門を潜り何時ものように左の道へ進むと、前方右側に真っ白な満開の花が目に入った。そばへ近寄って、最初に花を感察した。細い花冠が深く4裂した合弁花だった。葉は単葉で対生していた。図鑑で見知っていたのですぐに分かった。これが「ヒトツバタゴ」との初出会いである。
2年後の5月、花が見たくなり柳原千草園へ。しかし、ヒトツバタゴの木は跡形もなく無くなっていた。傷んだ様子はなかったが。
2002年5月12日、知人がやっていた観察会の助っ人として明治神宮へ。私は主に植物の解説を頼まれた。
北池に架かる橋を渡ると右手斜め前方に白い花の塊が目に入った。参道から離れた奥にあるので双眼鏡で確かめた。ヒトツバタゴの花だった。「ナンジャモンジャノキ」大声をだす。参加者が周りに集まったところで鳥見用の望遠鏡に入れてもらって、参加者に解説しながら見てもらった。しかし、時間がかかり過ぎたので休憩地は早足で行った
2015年2月、鳥見に行った荒川自然公園は樹種が多そうだったので、6月13日には木々の若い果実の感察したくなり行ってみた。エノキとコノテガシワの果実を感察後しばらく歩いて行くとヒトツバタゴがあった。葉陰を丹念に探すと若い果実が三個生っていた
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by hitakijo | 2016-06-07 08:41 | エッセイ | Comments(0)
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