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感察の一つの方法『手触り』を楽しむ カゼクサ

 ここ数日体調を崩し家にこもっていたので、今朝ちょっとだけうらの公園を散歩しました。立秋も過ぎ自然界は秋の気配がしています。
 刈り残った公園の片隅に「カゼクサ』が風に揺れていました。イネ科の植物は地味な上に識別が非常に難しいので敬遠されがちです。しかし「カゼクサ」は触るだけでそれと分かるのです。私はそれと分かっていても、ついやってしまいます。
 どうやるかというと、葉の基部を親指と人差し指で軽くはさみ、その指を葉の先の方へずらして行くと途中で違和感を感じます。実は「カゼクサ」の葉の途中には【節】があるのです。
 目で見ての識別が難しいものも、別の方法『触る』で簡単に分かるという良い見本だと思います。皆さんも試して見てはいかがですか。
 20数年前にこの事に気付いてからは、主に木々の樹皮や木の葉の『手触り』を楽しんでいます。
by hitakijo | 2006-08-17 10:28 | ☆☆感察☆☆ | Comments(4)
Commented by erisart at 2006-08-17 23:15
体調崩されたのは暑さのせいでしょうか?どうぞくれぐれもお大事に。

子どもの頃、近所の空き地にカゼクサの原があったのですが、縛ってワナを作って男のコを転ばせたりして遊んでました。空き地にあった水たまりにはヒキガエルが卵を産んで、家に持って帰って育てたら庭中子ガエルだらけになりました。今はあとかたもなく、すっかり住宅街になってしまってさびしい限りです。

「触感察」も面白そうですね。
Commented by hitakijo at 2006-08-18 20:31
お気遣いありがとうございます。

現代の子供たちにもその様な体験をさせてあげたいと思っていますが、なかなか難しいですね。
erisartさんはお転婆だったんですね。意外でした。

「触感察」面白いですよ。目をつぶってやると、さらに面白いですよ。
Commented by erisart at 2006-08-19 00:34
みんなで田んぼでカエル獲りしていて、畦を崩しておじさんに
「こら~っ!」って怒鳴られて慌てて逃げたり、虫が怖い男の子に
ショウリョウバッタ投げて泣かせたりしてました(--;
田舎でさえ、安心して外で遊ばせることじたいが難しく
なってしまった現代。
今の子どもたちは可哀想だなぁ・・と思ってしまいます。

確かに、目で見て覚えたものより、触ったり嗅いだりした方が、
感覚として記憶にも残りやすい気がしますね。
目をつぶると、余計にその感覚が研ぎ澄まされるんでしょうね。
Commented by hitakijo at 2006-08-19 13:54
たいしたお転婆さんだったんですね。恐れ入りました。
子供時代のそうした様々な体験が、現在あなたが描く水彩画の瑞々しさのもとになっているのでしょう。
子供時代の自然との触れ合いは、大人になる過程で必要な事ですね。
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