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ニガガシュウ、ヤマノイモ / ジョウビタキ ! !

一昨日はジョウビタキに会いたくて荒川河川敷へ行きました。
自転車を置き、葦原に沿って歩き出して直ぐに、淡紅紫色の小さな花が目につきました。
近づいて見るとそれはホウキギクでした。
葦原の中に入り、コンクリート護岸の上を下流に向かって歩いていると、
今度は目にも鮮やかなヤマノイモの黄葉とムカゴ(肉芽)がありました。
さらに歩いて行くと、「ここにも遂に現れたか!!」ツマグロヒョウモン♀が葦に止まっていました。
(完全に地球温暖化!?)
さらに進むと、むかご(肉芽)が『わんさ』とあります。
(アレ?、葉が違うぞ!?、葉柄の基部と葉裏の細脈を調べる) 
『ヤッター ! !』
この場所は20数年も感察していますが、初めての出会いでした。
7月6日に行った時は確かにありませんでした。
(小さくてクズの葉の下に隠れていたのかな!) 
それは何と自生している『ニガガシュウ』だったのです。
『やったぞー』
[ニガガシュウ=苦荷首烏(ヤマノイモ科)。
塊根やムカゴが苦く、葉がツルドクダミ(何首烏)の葉に似ているのが名前の由来ですが、
形はやや似ていますが、葉脈は全然似ていません)
目的だったヒタキジョウ(hitakijo)、おっと、間違えました。
もちろん待ちに待った『ジョウビタキ』には、ちゃんと出会えました。

ニガガシュウ、ヤマノイモ / ジョウビタキ ! !_a0083553_1034240.jpg
上:ヤマノイモの葉(葉序は対生)とムカゴ
下:ニガガシュウの葉(葉序は互生)とムカゴ。
記念に描いた『木の葉絵』(ニガガシュウとジョウビタキ♀)
2007.10.30 荒川河川敷にて

by hitakijo | 2007-11-01 08:45 | 野草・植物スケッチ | Comments(4)
Commented by goldpony767 at 2007-11-01 17:32
ジョウビタキがお好きなんですか?動きが早くなかなか写真に納まってくれません。人懐っこくて可愛い奴です。昨日も頭の上を跳び越し「来たよ」 って言ってゆくのです。
Commented by hitakijo at 2007-11-01 20:26
goldpony767さん、こんばんは。
ジョウビタキ、大好きです。
何しろ、40年以上前の出会いから『自然画』を描くようになったのですから。
Commented by Hisa at 2007-11-02 09:31 x
すごい!のひとことです。ニガガシュウ、私の野草図鑑には名前ものっていません。むかごがついたつる性の植物=ヤマノイモ、と決めてしまいそう。葉の違いにまで目がいきません。
ツルドクダミの葉、いいですね。ドクダミのような匂いがしますか?しないといいのですが、、
Commented by hitakijo at 2007-11-02 22:12
Hisaさん、こんばんは。
ニガガシュウ、こちらでは初めて見ました。
私は数多く見るよりひとつのものをじっくり見るのが好きなのです。絵を描くのはその延長線上にあります。
ツルドクダミはタデ科ですから、ドクダミのような匂いはしません。私は結構爽やかな匂いに感じました。
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