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連載エッセイ [自然感察者のひとりごと] ⑩ 【思い出が、またひとつ増えた】 ハコベ 

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【思い出が、またひとつ増えた】ハコベ


①半世紀以上昔のことである。小学六年生の頃メジロを飼った事がある。現在では、許可なく野鳥を飼う事は出来ない。
 鳥もちをつけた竹竿を藪椿の花の側へ置いておく。
蜜を吸いに来たところで鳥もちにかかるのである。
飼育する竹籠も自分で作った。餌は「ハコベ」と「サツマイモ」である。
蒸かしてもらったサツマイモをすり鉢で繊維がなくなるまですりつぶす。
そこへ洗ったハコベを入れ、さらにすりこぎを回し続ける。
するときれいな黄緑色のペースト状の練り餌が出来上がる。
 これを毎日与えるのである。もちろん、その日その日に新しいハコべを摘んできた。
なぜか名前を知っていた、これがハコベとの初出会いである。

②1994年3月12日 練馬区石神井児童館の子供達数十名と「春の道草を食べよう」という講座で、
埼玉県の吾妻峡へ行った。
私の解説を聞きながら植物感察、その中から食べられる野草の採集と洗う作業は子供達の役目。
調理は児童館の職員の方達が担当。
いろいろな野草は天ぷらに、春の七草のひとつハコベはおひたしにし、マヨネーズで食べる事に。
 野菜嫌いと言われている子供達だったが、自分たちで採った事が嬉しかったのか、
みんな、驚くほど食べまくった。ハコベは特に評判が良かった

③昨年入院した。十日間は寝たきりだったが、体につけられている全てのチューブが取れたので歩き始める。廊下を何往復も歩いた。次の日もあるいた。
しかし、窓がないので外の空気が吸いたくなった。
屋上に行けるか尋ねると、屋上はないが1階の玄関へ行けば外の空気が吸えると。
早速1階へ下り玄関のドアの前に立つ。自動ドアが開く、冷気が鼻をくすぐる、思わず深呼吸。
前方に黄葉した銀杏の街路樹があった。無意識に銀杏の側へ飛び出していた。
「ハコベ」があった。一茎採って持ち帰り、
切り口にテッシュペーパーを巻き、水で湿し、ベッド脇の棚に飾った。
このハコベは退院時に家に持ち帰ってきた。
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by hitakijo | 2016-04-02 12:05 | エッセイ | Comments(0)

連載エッセイ [自然感察者のひとりごと] ④ リンゴの実』は、物心ついてから食べた事がない。

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【私は生まれてこの方リンゴの実を食べた事がない】


2011.12.4、急遽、自然感察研修会の講師の代理を頼まれ新潟へ。
相手は保育園の先生40名ほど。
前日の依頼だったので挨拶後の話を考える暇もないまま早朝の新幹線に乗った。
午後の野外研修は、毎度の事なもで何の心配もない。
しかし、相手が保育園の先生たちである。
代理であるから最初が肝心。あっと驚くような話でこちらのペースに引き込もと考えながら座席に座った。落ち着かないと良い考えは浮ばないと思いながら、シートの背袋のトランヴェールという雑誌に手を伸ばす。表紙に美味しそうなリンゴの写真が、決まった。
挨拶後にした話。

「私は食べ物の好き嫌いはほとんありません。しかし『リンゴの実』は、物心ついてから食べた事がありません。」
と言ったら、とても驚かれた。
ざわめきが収まったところで
「私は変わり者でしょうか、皆さんは食ますか?」 
全員が手を挙げる。
「もしかしたら皆さんの方が変わり者かも知れませんよ。」
さりげなく「リンゴの実」と言ったので、皆さんは「リンゴを食べた事がない」と早とちりしたのであろう。
実(果実)=真果とは、子房が変化したできたものであ。
花托など子房以外が肥大したものを偽果と呼ぶ。
リンゴの食べる部分は、植物学的には「偽果」という。
「じつは、リンゴの果実=真果は食べないで捨てる芯の部分です。」
午後からの野外研修も上手く行ったのは言うまでもない事である。
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by hitakijo | 2015-12-20 08:51 | エッセイ | Comments(0)

『 上高地 フィールドワーク 2015 』 イラストマップ

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ウォークラリー(環境教育)用のマップ 2003年制作

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by hitakijo | 2015-05-17 10:37 | 自然感察会 | Comments(0)

『マイ・フィールド』 残してもらった【小さな草原】

近くに草刈りの回数の多い公園があります。
その公園管理所の所長に提言し、刈らないところを設けてもらいました。
それが、今回紹介する【小さな草原】
4本ンの杭をロープで囲ってあります。
杭の脇にはそれぞれ赤いコーンが置かれています。
その2個のコーンのうえに鳥(多分ヒヨドリ)の糞がついていました。
中にはヨウシュヤマゴボウの種子が入っていました。
この画像を撮ったときはなかったので、雨で地上に落ちだのでしょう。
きっと来年には芽生える事でしょう。
すでに、今まで公園の何処にもなかった植物が生えて来ています。
小さな生態系が出来ています。これからが楽しみです。
先日、所長が【小さな草原】の範囲を広げると伝えて来ました。

【小さな草原】  2012.11.20撮影

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by hitakijo | 2012-11-21 09:22 | 近所・空き地・路傍 | Comments(0)

『バードウォッチング入門』 Bird‐watching. コアジサシ

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『江東区の野鳥』に寄稿 1988年2月制作

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by hitakijo | 2012-05-05 21:25 | 自然画(イラスト) | Comments(0)

『バードウォッチング入門』Bird‐watching.【いろいろな止まり方】

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『江東区の野鳥』に寄稿 1988年2月制作

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by hitakijo | 2012-04-25 11:52 | 自然画(イラスト) | Comments(0)

『バードウォッチング入門』Bird‐watching.【巣材集め】

鳥たちの巣材集めが始まっています。
近所のハシブトガラスは、針金のハンガーを使って洗濯物を干すとハンガーを盗みにきます。
ハンガーを盗る時に折角洗ったものを落とすので、また洗わなければなりません。それが困まるのです。
先日も来ましたが、すぐに気付いたので盗られずにすみました。
それ以来、針金のハンガーで干すのはやめました。

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『江東区の野鳥』に寄稿 1988年2月制作

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by hitakijo | 2012-04-23 08:18 | 自然画(イラスト) | Comments(0)

『バードウォッチング入門』Bird‐watching.【飛び方いろいろ】

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『江東区の野鳥』に寄稿 1988年2月制作

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by hitakijo | 2012-04-17 08:27 | 自然画(イラスト) | Comments(0)

『自然画作品』 【食物連鎖】

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『江東区の野鳥』に寄稿 1988年2月制作

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by hitakijo | 2012-04-11 08:52 | 自然画(イラスト) | Comments(0)

『はやにえ』『冬芽』

モズには、捕らえた獲物を小枝やトゲなど尖ったものに突き刺して置く『はやにえ』という習性があります。
秋に多く行うので、冬の食料貯蔵のためとか、縄張りの目印とか。別の説には、引きちぎって食べ易くするためとか。しかし、はっきりした理由は分っていません。モズは昆虫・トカゲ・カエルなどが主食ですが、小鳥や木の実や野草の実を食べます。

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左から:アカメガシワ(トウダイグサ科)の冬芽、「モズのはやにえ」メドハギに刺したガの1種、
セイタカアワダチソの枯れ茎に刺したクロベンケイガニ。 1986.12.7 荒川下流河川敷

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by hitakijo | 2011-12-05 09:26 | 上平井干潟にて | Comments(0)