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#エッセイ [自然感察者のひとりごと] #フサザクラ「房桜 (フサザクラ科」

以前「マイガーデニン」という冊子に連載していた。
冊子には、文章のみでイラストなしだったので、
イラスト付きでブログへ投稿。

#エッセイ [自然感察者のひとりごと] #フサザクラ「房桜 (フサザクラ科」_a0083553_12125877.jpg
フサザクラ=房桜(フサザクラ科)の蕾と葉芽 別名:タニグワ 2008.3.13 高尾山
フサザクラの花は、花弁はなく暗紅色の雄しべ10本以上が房状になって咲くのであが、
目にしているのは花芽の鱗片の間からから暗紅色の葯がほんの少し飛び出した状態の蕾だったのである。
葉に先駆けて咲くのでよく目立つのだが、時期がちょっと早過ぎたようだ。


3度出会っているが、花は未だ見ぬ。 【フサザクラ】


 この木も出会う前からその存在を知っていた。
ことさら思ったことはなかったが、桜ではないのにサクラとついているので、何時も頭の隅に記憶があった。
 
1996.8.9.ある企業の観察会の講師として、東京大学附属千葉演習林(清澄山)行く事になった。
現地には、大型バス2台が停められる駐車場がないということで、かなり離れた場所に止まる事になった。
その場所は山間の開けたところで片側が緩やかな谷筋になっていた。
現地までは二台のマイクロバスに乗り換えてのピストン輸送である。
我々の班は後便だったので、谷筋の際まで行ってみた。
数メートル先の斜面に生えた数本の木が見えた。すべて同じ木だった。
鋸歯の鋭い大きな葉が茂っていた。すぐにフサザクラ(房桜)と分かった。
葉がクワの葉に似ているので別名が谷桑というが、それも納得がいった。果実が生っているかどうかは分からず終いだった。
現地も谷筋を歩くので、間近で見られることを期待したが生えてなかった
 
2000.7.24、練馬区の子供たちと2泊3日の宿泊自然感察会ためベルデ武石(練馬区立武石少年自然の家)へ。
私とS氏と春日青少年館の職員の方は区のクルマで先行し、武石川の畔で子供達の乗ったバスを待った。
バスはお昼前に着き、降りてすぐにお弁当を食べた。
自然感察の始まりである。まず巣栗渓谷を目指すことに。渓谷が見えてきた。
前方にフサザクラがあった。若い果実が生っていた。
 
2008年3月13日、妻と高尾山へ。
自然研究4号路の吊り橋を渡りだすと、左前方に暗紅色の冬芽の様なものをつけた枝が目に入った
谷底から吊り橋の高さまで枝を伸ばしているので目の前で感察出来た。
冬芽ではなく、フサザクラの蕾だった。あれから8年。未だ、開花した花に出会えぬ。
by hitakijo | 2016-03-23 12:15 | エッセイ | Comments(0)
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