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カネタタキ、ツルボ

日曜日は、主に「落ち葉をテーマ」にした感察会を明治神宮でやって来ました。
歩き出す頃には雲ひとつない青空で、結構暖かい。そんな中、手始めに私がかってにそう呼んでいる「東京のニレ科の三姉妹」早い話がケヤキ・ムクノキ・エノキのことです。この3種の一目で分かる見分け方を説明。次に黒変したイイギリの葉が落ちていたので、葉柄を指でさすってもらい花外蜜腺のある事を知ってもらう。他の花外蜜腺のある木を紹介。重鋸歯の葉や羽状複葉の葉など、ほとんどの落葉を感察しながら歩く。途中、昨日の雨でまだ濡れているシラカシの幹に♀のカネタタキが止まっていました(緑の葉はヒメノキシノブ)。生け垣などで仏具の鉦(かね)の音のような、チン・チン・チンという鳴き声は聞いた事があっても、姿は見た事が無かったのでしょう、皆さん興味深く感察していました。(♀は翅が無く、鳴かない)
解散後、一人でたった1本だけのツルボの果序を見付けた。アイボリー色の果皮と頭を出した真っ黒な種子とのコントラストがとても美しかった。 2006.12.10

カネタタキ、ツルボ_a0083553_23445581.jpg

by hitakijo | 2006-12-12 00:12 | 自然感察会 | Comments(4)
Commented by Hisa at 2006-12-13 16:11 x
ツルボは花しか気にとめたことがありませんでした。
芽を出し、花を咲かせ、そして実をつけて子孫を残す_そんな一生を最後まで見届けるって、すごいこと。
その時その時の美しさ、輝きがありますね。
Commented by hitakijo at 2006-12-13 20:38
Hisaさん、こんばんは。
果期の頃は他の草も同じ色に枯れて目立たなくなっているから、気付かないのでしょう。右の写真は目立っているように見えますが、カメラを地面に置いてバックを空にしたからです。普通に見ると周りは同じ色した他の草があり目立ちません。10月の時場所を覚えておいたのです。
1種の植物の春夏秋冬の状態を感察するため、結構努力してます(笑)
Commented by yokotsuka at 2006-12-16 13:59 x
 私も実は初めて見ます。ツルボは平成7年に多磨霊園に行った時に、前年まで予算節約か?彼岸前に除草剤を園路に撒いていたのを止めて草刈にしたところ、ものすごい数のツルボが咲きました。もったいないと、その後、花が咲くのを中心に草刈など管理をしていました。それまでツルボ自体知りませんでした。たぶん、冬前に草刈して実は見たことが無かったのかも知れません。
Commented by hitakijo at 2006-12-16 19:25
yokotsukaさん、こんばんは。
ご訪問ありがとうごさいました。
日本は高温多湿ですから、ある程度の草刈りは必要でしょう。しかし、秋の草刈りは控えてほしいものです。
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