月日の経つのは早いもので、もうあれから約1年経ってしまいました。
(年のせいか、もっと充実した毎日を送らなければと焦っています。) 昨年(2008年4月12日)、水元かわせみの里・水辺のふれあいルーム主催の『春の自然感察とスケッチ教室』をやりましたが、今年は明日やります。今年は申し込み開始と同時に定員(20名)オーバーの22名の申し込みがあったそうで、「定員オーバーの方をむげに断るのも可哀想なのでオーバーでもいいですか?」と電話がかかって来ました。「教室に入れるのだったらオーバーでもかまいません」と返答しておきました。最終的には28名になったと知らせて来ました。 ちょっと風邪気味ですが、明日(2009年4月11日)は大いに楽しんで来たいと思います。 と、言うわけで、以前載せた『スケッチの仕方』再び載せます。 ☆フィールドスケッチを楽しく描くためのポイントをいくつか紹介します。 【2006年7月吉日】 ポイント1 楽しい気持ちで描く(上手く描こうと焦らない) ポイント2 慣れないうちは簡単な題材を選ぶ(スケッチ教室では、 まず落ち葉を描いてもらいます) ポイント3 下描きは丁寧に。(しかし、消しゴムは使わない、上手く描け なかったら、それはそのままで、も一度描く、それも上手くない と思たらもう一度描く、最初に描いたものより上手く描けたは ずです。消しゴムを使わないと、上達の過程が目で確かめられる ので自信が持てるのです。結果よりそのプロセスが大事) (永く続ければ自然に上達します。上手さより、まず楽しさを) ポイント4 色はいきなり濃く塗らない(濃く塗ると修正がきかない) 最初は極薄く(水を多くして薄くする)、下描きから色が はみ出してもあまり気にしない事。 ポイント5 ウエット・オン・ドライを忠実に。(乾いてから次の色を塗る。 ウエット・オン・ドライは透明水彩画の基本) ポイント6 常に全体に手を加える。(特定の細部だけ丁寧に描いたり、 一部分を先に完成させるのではなく、常に全体に筆を運び、 バランスを見ながら描く。この事は自然にウエット・オン・ド ライを忠実に実行する事につながります) 私は10年ほど前からフィールドスケッチには手作りのスケッチ箱とスケッチブックを持って行きます。箱の中には固形の透明水彩絵具と水筆ペンと0.5ミリのシャープペンシルなどが入っています。 ▼全体に色を薄く塗っていく ▼ほぼ全体に薄く塗れたところ、鳥と杭は2度目の塗りに入っている ▼全体に2度塗り、そして、最も濃い色を塗る ▼細部にもう1度塗り重ね、目を入れて完成 スケッチの場合は2-3度塗り重ねるだけで十分です。 「他のスケッチの仕方はカテゴリ欄のスケッチ教室の中にあります」
by hitakijo
| 2011-06-11 00:03
| スケッチ教室
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Comments(10)
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mayumis39 at 2007-06-04 20:38
とても丁寧に解説してくださったので、ちょっとやってみようかな・・・という気になりました。
消しゴムを使わない・・・というので、なるほどと、納得しました。 まず、はじめの一歩は落ち葉からですね。
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hitakijo at 2007-06-04 21:39
こんばんは、絵は根っからダメで、色々なところに行く都度に付けているフィールドノートに落書きのような事をしてすませています。
たまに気が向くと、書いてみようと思うのですが、結局は進まずです。 今回のお教えを時間のあるときに注意してやってみようと思います。 絵を描くのも気持ちの問題のようですね。 最初から絵を描くことはダメと言うことは置いておいて、写真を撮っているときの様にやってみようと思います。
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gotenn17 at 2007-06-05 16:13
わぁ~~~、これ保存版にしたいぐらいです! とても参考になります・・・ネットで講習を受けてるようで、楽しいです!
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hitakijo at 2007-06-05 22:23
よしの88さん、こんばんは。
スケッチは上手い下手は関係なく、対象を良く見る習慣がつくので、生き物達の識別にはとても有効です。 文字が書ければ、絵は描けます。上手く描こうと思うと、つい億劫になるので、とにかく楽しくやることです。
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hitakijo at 2007-06-05 22:40
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hitakijo at 2007-06-24 23:30
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後藤
at 2012-08-26 11:44
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hitakijoさんこんにちは。密かなファンです。
やっぱりhitakijoさんのブログをのぞきにきたくなります。 優しい絵や写真を見ているとほっとするし、なんだか嬉しい。 心のふるさとに帰るように、ここへ遊びに来ています(笑)ありがとうございます。 hitakijoさん、ところで、お使いの透明水彩絵の具とスケッチブックは、 どこのものなのですか?よかったらおしえて下さい。 水筆ペンは同じもの(たぶん)を持っていて あっそうか、これをフィールドで使えばいいのか! と大変参考になりました。感謝です。 私も絵が好きなんだ、描きたい、とずっとくすぶっていて (抑圧とか恐怖とか?自分はダメだ、とかで開放されませんでした。) でも、今日またhitakijoさんの記事を見ていたら、 あれこれ考えずやればいいじゃないか!と思えました。ぐすん いろいろとあってですね、ありがとうございます。 手作りのスケッチ箱すばらしいです!すごい!!
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hitakijo at 2012-08-26 20:31
後藤さま、こんばんは。
古い記事にコメント頂きとても嬉しいです。ありがとうございます。 さらに、何とも素敵なのお褒めの言葉を頂き恐縮です。 技術は未熟でも「良い絵は描けます」 上手く描こうと思うより、楽しく描く事を心掛けると長続きします。 長くやれば自然と上手くなります。 『好きこそ物の上手なれ 』 好きなら大丈夫です。ぜひ楽しんで描いてください。最初は簡単な題材から始めるといいでしょう。 スケッチ教室ではまず、「きれいな落ち葉」を描いてもらいます。
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『自然感察』は 1985年11月11日に私が創作したオリジナルの造語です。 思いついた経緯はブログ開設の記事(2006.7.6)に書いてあります。 ☆もう一つのブログ☆ 自然感察*Nature*feei. *リンクフリーです。 当ブログの画像・文章等の著作権はすべて山本正臣に帰属します。 許可なく無断転載・複製、配布することはできません カテゴリ
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